マイクプリアンプ 回想記
最初のマイクプリ JoemeekのVC3
JoemeekのVC3は最初に買ったマイクプリアンプで6年間くらい数々のレコーディングセッションの中で使用していました。とても好きなサウンドでコンデンサーマイクの音を増幅し、しっかりマイクプリアンプの役割を果たしてくれます。良くヴォーカリストにプリアンプを密かに切り替えて「どっちの音が好き?」と聞くと大抵Joemeekと答えるのが不思議でした。
長年の録音作業に対しより高音質に収録したいっていう衝動に、マイクプリは1UのFocusrite VoiceMasterが導入されました。しかし、音が細い、軽い、奥浅い。サヨナラというその前に...まぁ、海外製品だし120Vで駆動したら良い音に変わるかな??と思ってみて電源を差し替えてみました。すると一発でショート。発煙。破損。結局一度も役に立たずサヨナラ。
その後は商業用スタジオでも良く聞いていたし、信頼のあるAmek 9098DMAを購入。
数年間使い続ける事になりましたね。オシャレ、ハイファイ、高域がキラビヤカで伸びのある音、原音の輪郭は絶対的に奇麗に録れました。眼前に迫る音で本当に素晴らしい音でした。このマイクプリに学び、エンジニアの知識を深めて行くきっかけにもなりましたね。その後、僕のプライベートスタジオではマイクプリが2CHも必要ない事と、Amek9098DMAはコンプリミッターを内蔵していないマイクプリ専用機材なので、歌い手さんが歌いやすい様にも、録音時にかける、外部コンプを購入する決断を迫られていましたね。。
導いた答えは、1CH仕様のコンプ内蔵のチャンネルストリップアウトボードを選択し同メーカーのAMEK CHANNEL IN A BOXへと変更。
AMEK CHANNEL IN A BOXは個性の強い音ですね。故に通して録音した素材をトラックになじませる事が結構大変でした。ミキサーレベルで全トラックに通せれば結果は非常にすばらしい事になるのでしょうが、DSPベースの操作領域では僕の技術と理想の音は摩擦がありました。そして、現在、ビックリだけどメインマイクプリはJoemeekのVC3に逆戻り?最初に戻っているんですよね。
そんな全てがあと一歩なマイクプリ環境に新たに登場したのが、
CHANDLER LIMITED GERMANIUM PRE AMP/DI。
やはりマイクプリアンプは専用単体機でないとあまり良い結果が出ない気がしています。
そしてコンプリミッターも専用機でないと使いずらい事もわかりました。
音を聞いて一瞬で分かりましたが、上記写真のCHANDLER LIMITED GERMANIUM PRE AMP/DIは僕の描く最も美しく感じるニーブサウンドと同一ライン上にありました。しかも聞き慣れない斬新な空気感と、よりインナーハートの世界へ導く不思議な空気感をもったマイクプリなんです。その後、気になって調べて行く中で「ゲルマニウム?」という言葉を目にしました。ゲルマニウムが機材の部品に使われているそうです。トランジスタやチューブではない。。詳しくは分かりませんが60年代のエンジニアが達成出来なかった技術を当時の部品を使用し現代のテクノロジーで完成させた製品と言えるのでしょうか??腰が据わっていて絶対的に安定しているサウンドと最高のアンビエンスを収録出来るマイクプリ。これにCHANDLER LIMITED GERMANIUM COMPRESSORを合わせればとイメージング中。
マイクプリに最も大事な空気感、腰の据わった安定したサウンド。そしてサウンドの輪郭。
今後はCHANDLER LIMITED GERMANIUMシリーズに暫く落ち着きそうな予感です。
何の話かわからないよね。。
